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群青色

2019.04.09 Tuesday

 

写真は、海のようなサファイアのオーダーリングです。

男前にみえて、とても繊細な細工をしています。

「束ねる」「紡いでいく」という意味を込めて三つ編みのデザインになっています。

石の周りには細かいミル打ちをしてアンティークのような可愛らしさを詰め込んでいます。

一言で言うと、理系女子がスカートをはいているようなリングなのです。

 

博物館で手に入れた「ねこのてぶくろ亭」さんのオスミウム結晶の絵葉書とよく合います。

オスミウムは青銀白色なんですね。

 

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また独り言ですが、

 

「何色が好きか?」という質問は難しいです。

素材によって好きな色は違います。薄い布ならコーラルピンクとか、金属ならブルーグレーとか、、

 

ただ、透明なものなら断然、青です。

 

中学生位の頃、瑪瑙で限りなく深い青を追求し続けていた時期がありました。

(昔は鉱物とか理科系グッツを置いているお店がそこらじゅうにあったのですが、そういう素敵なお店はどんどんなくなります。。寂しい。)

深い濃い青をどんどん追求すると、黒ではなく紫に近づいていきます、まさに「群青色」。

 

群青色(ぐんじょういろ)とは、日本画材の岩絵具の『群青』に由来する色名で、紫みがかった深い青色のことです。
瑠璃色るりいろ)とは、濃い紫味を帯びた冴えた青色のことです。

~伝統色のいろはより~

 

青はいいです。懐が深いです。青のガラスを見ているだけで、暗い気持ちも静かに沈めてくれます。一人の時間をくれます。

 

 

 

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