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純度
2016.09.24 Saturday(photo:yuginoo)
今この時期に自分に必要だと思える人の出会いや情報が、外から飛び込んでくるようなことがあったりします。
達人達の「新海誠×川上未映子」氏方の対談の「イノセンス(純粋さ)はいつのどの光景か」という話が
今の私にとても大切なことを思い出させてくれました。
(対談より抜粋)
新海監督
「12-3歳くらい・・寒さと、寒さの中で見る瞬きみたいなもの。ギラギラ見えて、その届かないギラギラ・・
あのときに本当に大事なものを受け取って、今作品の中にどう活かそうかというのを思っている。」
「解像度が高かった・・一枚の葉っぱみたいなものまで。」
川上氏
「10歳前後にみていた、世界の感じと自分の在り方が等価であるというみたいな・・あれはかけがえのない一瞬だった、
ものが、遠いんだけどよく見える。その余韻が残っていて、なにか書くときに出てくる」
10代の頃の純度の高い、解像度の高い目でみた光景やその感動みたいなもの、を今「再現している」。
ああ、そうだった。ずっと作りたいものはあの頃に見ていた世界なんだ。
忘れたくなかったので書き留めました。
日々の混沌とした風景や言葉で、そのイノセンスがどろどろに消えてしまったと思っていたのですが、
遠い記憶に残っているような光景の蓄積が今の自分になって(支えて)いるんですね・・
写真はもうすぐ雨雲がくるぞーという瞬間。なぜか間違えてパノラマで撮っていて。
逆にそれで高々と襲いかかる入道雲の雰囲気が出てる気もします。
その時のサウンド的にはゴロゴロゴロ。空気も冷えてきて、遠くで雷も光っていました。
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